トップ > 健康豆知識 > 子どもの急病

健康豆知識

子どもの急病

 子どもはいつ病気にかかるか分かりません。夜間や休日に急に発熱したり、おなかが痛くなったり、吐いたりして困った経験のある保護者も多いと思います。一言に急病といっても、急いで救急診療を受診した方が良い場合と、翌日のかかりつけ医の診療時間を待っても大丈夫な場合があります。急いで救急受診しなければいけない病状であるのに、我慢して悪化させることは避けなければいけませんが、仕事の都合や、日中の長い待ち時間を避けたいなどの理由で夜間や休日に受診したり、単に発熱だけで救急車を利用したりする ことは、限られた医療体制にとって大きな負担となり、本当に救急診療を受けなければならない人の妨げになることがあります。

 ではどういった症状の場合救急診療を受けた方が良いのでしょうか。基本的には発熱などがあっても、食欲や機嫌が普段とあまり変わらない場合は急いで受診しなくても大丈夫でしょう。しかし3カ月未満の赤ちゃんは病気の症状が出にくいので、発熱だけでも救急診療の受診を勧めます。判断に迷う場合は小児救急電話相談(#8000)や、日本小児科学会ホームページの「こどもの救急」を利用してください。救急医療機関を事前に把握しておくことも大切です。もしもの時は上尾市平日夜間及び休日急患診療所(TEL:774―2661)を利用して下さい。また社会保険大宮総合病院内の大宮休日夜間急患センター( TEL:667―8180)では休日や深夜でも小児科医が診療しています。

かわかみこどもクリニック 川上哲夫


ページの先頭へ