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健康豆知識

特定健診・保健指導

 特定健診は平成20年から国の事業として始まり、ことしで10年目を迎え、市民の皆さんにもだいぶ浸透してきました。



 これからの時代は、病気になってから医者にかかって治療するのではなく、いかに生活習慣を見直して病気にならないようにするか、または早期のうちに病気を発見して治療するという考え方が主流です。病気を未然に防ぐことや、早期に発見して治療することはご自身の体への負担も少なく、医療費も安く済みます。



 普段は、体の調子は良いと感じている人も検査をしてみると思わぬところに異常がある場合があります。大切なのは検査結果で何か指摘があった時、そのままにせずに担当医の指示に従っていただくことです。健診は何かの異常を早期に発見して、病気が重大になる前に未然に防ぐことを目的にしています。適切な対処をしなければ健診が無駄になってしまいます。



 異常があった人の全てが病気であるとは限りません。病気の疑いのある人、もしかしたら病気が隠れているかも知れない人、これから病気になる可能性のある人を見つける、さらによく検査して重症にならないうちに元気な体を保つようにしようとすることも健診の目的の一つです。健診を受け異常値があってもそのままにしてしまう人もいますが、早いうちに対応し、日頃の生活を少し改善するだけで良くなることもあります。日本人の死亡原因の1位は「がん(悪性新生物)」、2位は「心疾患」、3位は「脳血管障害」です。がんについてはがん検診がありますし、2位の心疾患や3位の脳血管障害は健診で行う心電図や血液検査でその危険度が推測される場合もあります。



 特定健診と後期高齢者健診は5〜10月に行っていますが、後半になると混み合いますので早めの受診をお願いします。


 

(平成29年6月)福島医院


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